車外での電源取り出しに「バッテリーからの電源取り出し」
「純正配線からの電源取り出し(イルミ電源)」がありますが、
車内同様に「ヒューズBOXからの電源取り出し」も
車の電装品の取り付け作業として必須です。
エンジンルームのヒューズは【常時電源】が多いですが、
車両によっては【イグニッション電源】【イルミ電源】も取り出せることがあるので、
まず電源の種類を調べてから取り出しの作業にかかりましょう。
ヒューズBOXから電源をとるのに使用するアイテム
ヒューズの場所を確認する

まず、車のエンジンルーム内のヒューズBOXの位置を確認しましょう。
ヒューズBOXの位置は車の取扱説明書に記載されています。
ヒューズBOXのカバーを外す

ヒューズBOXはメンテナンスの為、基本的に分かりやすい・手の届きやすい位置に
ありますが、少し隠れた位置やヒューズBOX自体にカバーが付いている事が多いです。
カバーが付いている場合はまず作業を行いやすくする為にもカバーを外しておきましょう。
エーモン検電テスターを使用する

電源を調べる為にエーモン工業製品「検電テスター」を使用します。
検電テスターは流れている電気を音や光で知らせてくれる便利なアイテムです。
ヒューズを確認する

ヒューズを確認しましょう。
電源を取り出すときにエーモン工業の「ヒューズ電源」が必要になります。
電源を調べる前にヒューズをラジオペンチ等で抜き
車のヒューズの形が何なのかを知っておく必要があります。
ヒューズの種類

ヒューズには平型・ミニ平型・低背と3種類あります。
また、A数ごとに色分けがされています。
検電テスターのクリップをボディアースする

いよいよ電源を調べていきます。
検電テスターのクリップを車両の金属部分などにはさみます。(ボディアースする)
電源を調べる

検電テスターの針先をヒューズの金属部分にあて電源を確認しています。
反応する電源を調べる

検電テスターは音や光で電気が流れているかを知らせてくれます。
写真のように検電テスターが光っているときは電源が流れている時です。
取り付けたい電装品が動くタイミングに合わせた電源を調べましょう。
※【電源の種類】検電テスターが反応する状態
●【常時電源】エンジンON/スモールランプOFF状態(全てがOFFの状態)
●【ACC電源】キーがACCの状態・プッシュ式であればスイッチ1の状態
●【IG電源】エンジンがかかっている状態・キーがONの状態
●【イルミ電源】スモールランプがONの状態
ヒューズを抜く

取り出したい電源が分かったらラジオペンチ等でヒューズを抜きます。
この時車は全てOFFの状態、もしくはバッテリーのマイナス端子が外れた状態で行って下さい。
電源側を調べる

抜いたヒューズの端子にはバッテリー側の(電源が流れてくる側の)端子があります。
電源を取り出す時に使用する「ヒューズ電源」には向きがあるのでそれを同じく検電テスターを使って調べます。

写真のように端子に検電テスターを指して反応する方が電源側端子です。
ヒューズ電源を使用する

電源の取り出しはエーモン工業「ヒューズ電源」を使用します。
ヒューズ電源はヒューズ形状とA数により種類が異なります。
車のヒューズの種類と、抜いたヒューズのA数を合わせたものを購入しましょう。
ヒューズ電源を差し込む

電源側端子にヒューズ電源の電源側がくるように差し込みます。
電源取り出し完了

これでヒューズ電源の取り出しが完了です。
ヒューズBOXのカバーを外す

電源が取り出せたらヒューズBOXのカバーは戻しておきましょう。