近年、LEDの普及や車両改善の為、0.2sqなど細めの配線コードが使われていることが多く接続端子も簡単なモノが増えてきています。
しかし、まだまだ電装品の配線はギボシ端子で接続するシーンが多いです。
電装DIYを行うにはギボシ端子での接続方法・専用工具の使い方をマスターしておきましょう。
ギボシ端子のかしめに使用するアイテム
配線の接続ツール

端子の取り付け・加工にはエーモンの電工ペンチを使用します。
ギボシ端子

ギボシ端子にはオス端子とメス端子があります。
基本的に電源側にメス端子(ショート防止の為)
電装品側にオス端子を取り付けます。
配線コードを選ぶ

ギボシ端子を取り付ける配線コードを選びます。
使用可能電力や端子の適合コードサイズを確認して選んで下さい。
配線をカットする

配線は電工ペンチのCUT部分でカットすることができます。
被覆をむく

端子を接続する(かしめる)前に配線コードの被覆をむきます。
配線コードの太さ(sq)に合わせて電工ペンチを使用します。
今回使った配線コードは0.5sqなので電工ペンチのWIRE STRIPPER sq0.5でむきます。
芯線を束ねる

配線コードの被覆をむくと芯線部分が出てきます。
ギボシ端子をかしめやすくする為にも配線コードの芯線は軽く束ねておきます。
スリーブを通す

ショート防止の為に接続の際にスリーブを端子にかぶせます。
端子を接続する前に配線コードにスリーブを通しておきます。
配線コードをセット

配線コードの芯線と被覆が少しかぶるあたりで端子にセットします。
ギボシ端子をかしめる1

ギボシ端子は2箇所でかしめて配線を固定します。
まず先端方向の部分を電工ペンチの1.25-2.0の場所で仮かしめします。
ギボシ端子をかしめる2

仮かしめをしたら0.5-0.25で本かしめします。
ギボシ端子をかしめる3

配線側方向は3.0で仮かしめをします。
ギボシ端子をかしめる4

本かしめは1.25-2.0で行います。
ギボシ端子の取り付け完了

これでギボシ端子の取り付け(かしめ)は完了です。
スリーブをかぶせる

ショート防止の為にスリーブをかぶせておきましょう。
メス端子も同様に

メス端子もオス端子と同じ手順でかしめて下さい。
ギボシ端子を接続する

ギボシ端子オスとメスを接続します。
端子が抜けないか確認

最後に接続した端子が抜けないか確認して完了です。